ほのかの収録日記16 (2017年10月4日)〜振る舞う

本日のゲストは、作編曲家で音楽プロデューサーの坂口博樹さんと、
音楽教育学者で東京芸術大学教授の佐野靖さん。

坂口さんは、音楽と数についての本をいくつか書かれている。
今日の収録でも、その事についてのお話を沢山聞けた。
私は高校の時、ずっと数学を勉強していたのだけれど、
久しぶりに数学について考えた気がする。

坂口さんのお話で印象的だったのが、
「昔は音楽が時代をリードしていたけれど、今はメディアの中でどんどん消費されていくものと捉えられている気がする」というもの。

なんか、あぁ確かに、と思ってしまった。
プロのシンガーソングライターを目指す私としては、
壊してしたい壁のように思えた。



 佐野さんが収録でお話ししてくださった中には、
「小椋佳さんのある話がとても良くて、色んな人に伝えているのだ」
というものがあった。
それは"振る舞い"についての話で、とても心に残った。

"振る舞い"と言うのは、"振る""舞い"の2つの言葉からできている。
"振る"は誰かから教わる事を表し、"舞い"は自分の表現を表しているのだと言う。
アーティストは自分の中でその2つを見つめ直して、
どちらが得意なのか、今の自分はどういうバランスなのかを考えると良いらしい。

これは本当に勉強になった。 
私も自分を見つめ直さなきゃいけないな。

佐野さんのお話を聞いていると、教育をするって難しいなと思った。
自分の軸であったり、生徒との関係性であったり、
1つだけ良ければいいというものじゃないから難しい。

先生、凄いな。


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